機械には真似できない魅力。『Wire & Days』のワイヤーアート

KYOTO LETTER 編集部

大切な人の日常生活にそっと寄り添ってくれる。そんな「気持ちと贈るワイヤーアート」というコンセプトのもとで、素敵なワイヤーアートを提供されている、京都祇園の『Wire&Days』さんにお邪魔させていただきました。 機械には真似できない、手作りの魅力。 そんな手作りワイヤーアートの魅力を、京都文化と絡めながらご紹介していきます。



   

   

レトロな古川町商店街を抜けると見えてくる、祇園エリアの白川一本橋

   

のんびりとした雰囲気が漂っているけれど、実はここは京都の有名スポット。テレビや映画のロケ地、比叡山修行(千日回峰行)のお坊さんが通る橋として知られています。また、地元では「自転車で一本橋を渡れたら一人前」とも言われており、たくさんの人に馴染まれ、愛されてきた一本橋です。

   

そんな一本橋から徒歩1分。今回は古川町商店街にある、ワイヤーアート専門店『Wire & Days』にお邪魔させていただきました。実はこちらのお店、最近5月にオープンされたばかりなのだとか。

    

    

シンプルさが際立つ外観。さわやかで雰囲気も明るいですね。

    

そんなお店のコンセプトは「気持ちと贈るワイヤーアート」
こだわりの詰まった特殊素材のワイヤーを使用しながら、ギフト向けの商品や、人々の暮らしに寄り添ったワイヤーアート商品を販売されています。

 

    

さらにこれらの商品は全て、ひとつひとつが職人さんの手作業。

実際に見てみると中々複雑なのですが、そういった細やかな作品たちも全て、1本の針金を器用に編み込みながら、繊細かつ丁寧に創り上げられていきます。


   

機械には真似できない、「手作り」の魅力。

現代社会では、
機械による既製品が当たり前ですよね。 

   

でも手作りの場合だと、全てが同じ訳じゃない。

   

面白いカタチをしていたり、どこか不揃いだったりと、ひとつひとつに表情や個性が感じられます。

     

『Wire & Days』の看板商品でもある自転車シリーズ。こちらの商品は「Cross bike/単色クロスバイク ¥2,420(税込)」。なんと1本の針金だけで作られているそうです。


余談ですが茶道をはじめ、芸道の世界には “未完の美” という考え方があります。

  
完璧でないからこそ、美しい。どんなものでも手作りは心温まるものですが、それは個々が作品にかけた時間や想い、熱量が、自然と溶け込んでいるからかもしれません。そうしたある意味でいう不完全さこそが、人のぬくもりや温かみを感じさせることによって、 “面白味のある美しさ” を生み出しているのではないでしょうか。 

  

機械には出せない味。

手作りは “一期一会” の “一点モノ” です。

   

また、『Wire & Days』で使用している素材は、日本のワイヤー製造企業と何度も試行錯誤しながら開発されたものなのだとか。美しい形を創るために、柔らかすぎず、硬すぎない。『Wire & Days』で使用されているワイヤーは、そんなこだわりが詰まった、特殊な素材なのだそうです。

    

   

それを手作業で丁寧に丁寧に編み込んでいく。

『Wire & Days』のワイヤーアートには、職人さんたちの想いがたくさん詰まっています。

   



日常生活をアートに。

“芸術の街” とも呼ばれる京都。

   

そんな京都で過ごしていると、あらゆるところで “空間美” の大切さを感じさせられます。環境が整い、空間に美しさを感じられることによって、心も落ち着く。利便性を重視する世の中では、ついつい忘れ去られてしまいがちですが、芸術のパワーってとても偉大ですよね。

   

「気持ちと贈るワイヤーアート」。
そんなコンセプトと共に活動されている『Wire & Days』では、ギフトに最適な商品はもちろん、カメラ好きの撮影小物、インテリアのアクセントなど、暮らしに取り入れてみたい商品がたくさん揃っています。



□インテリアとして

   

購入したワイヤーアートのお花を、リビングに飾ってみました。



□撮影小物として

ワイヤーアート(ハンガー、お花)を撮影小物として使用。お気に入りのカップ&ソーサ―と一緒に。



音楽好きに贈りたいフォトスタンド。音符がカワイイですね。




□記念日やギフトに

結婚式のウェルカムスペースに。これから二人三脚で歩んでいく2人にはピッタリです。



お部屋のネームプレート、結婚式、お誕生日のギフトに。『Wire & Days』のワイヤーアートは、アルファベットで、オリジナルの文字列が作成可能だそうです。



京都の夏は、白川一本橋で。

   

さらさらとした透明度の高い清流。
そんな白川では、特に梅雨の頃から柳並木が大変美しくなってきます。

 

地下鉄 東山駅で降車し、レトロな古川町商店街を抜けると見えてくる、
白川の清流と「白川一本橋」。

 

比叡山に伝わる非常に厳しい修行「千日回峰行」を終えたお坊さんたちが、京の街に入洛するとき、最初に通過するところがこの「白川一本橋」だそうです。

 

映画ロケなどの有名スポットでありながらも、どこかおだやかでのんびりした雰囲気の漂っている場所。

   

撮影小物として「マウンテンバイク(¥2,640)」を使用。夏らしさ満点の可愛さです。

   

そんな白川一本橋から、徒歩1分程の距離にある『Wire & Days』。これから夏の京都を楽しめる時期ですが、透明度の高い白川に行くついでに、さわやかな店内でワイヤーアートを見てみるのも楽しそうですね。

   

     

まとめ

既製品が “当たり前” な現代だからこそ、感じられる「手作り」の魅力。
何度も試行錯誤されて生み出された、選りすぐりのワイヤー素材。手作業だからこそ感じられる、ひとつひとつの表情の違いに、たくさんの人の想いや熱量を感じさせられました。

   

だからこそ「気持ちと贈るワイヤーアート」というコンセプトは、『Wire & Days』にとてもピッタリな内容だと思います。

   

大切な人には、いつも心穏やかで居てほしい。
結婚式、お誕生日、母の日、父の日、人生にはたくさんの特別な瞬間があるけれど、同じ日はもう二度と来ないから。だからこそ幸せな記憶をいつでも思い出せるように、 “大切な人” の日常にそっと寄り添いつつも自然と溶け込む、そんなプレゼントを贈ることができれば素敵ですよね。

   

あなたの日常にもアートを。
今年の夏はさわやかな白川で、のんびりと過ごしながらワイヤーアートの魅力に触れてみませんか?

    




■詳細情報
店舗名:Wire&Days ワイヤーアンドデイズ
住所:〒605-0068 京都府京都市東山区稲荷町北組567-31
営業時間:11時~18時
定休日:火曜日
公式HP:https://wireanddays.com/

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