【穴場スポット】世界の名画と建築を一度に楽しめる美術館!絵画庭園『陶板名画の庭』


世界で初めての絵画庭園『陶板名画の庭』とは?

京都には「世界で初めての絵画庭園」があることをご存じですか?

京都府立植物園北山門の横にある、『陶板名画の庭』、なんと100円で入園できます(京都府立植物園との共通券だと250円)。


陶板名画の庭は、世界の名画の美しさを陶板に再現し展示している屋外庭園。

この庭園の設計は、安藤忠雄氏。数々の美術館や教会の設計を手がけた、世界でも有名な建築家です。安藤忠雄氏の建築で特徴的な、コンクリート打ちっ放しのデザインに、陰と光のコントラスト。この陶板名画の庭でも遺憾なく発揮されています。

庭園の名画は全部で8点。その中でいくつかをご紹介していきます。


①モネ作『睡蓮・朝』

フランス・パリのオランジェリー美術館にある作品。ほぼ原寸大で再現しています。印象派の巨匠であるモネが、晩年に描いた作品です。


②レオナルド・ダ・ヴィンチ作『最後の晩餐』

イタリア・ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院にある作品。ダ・ヴィンチがミラノで描いたもので、イエスが捕まる前の晩、12人の弟子たちとの食事の情景を描いています。


③ミケランジェロ作『最後の審判』

バチカン宮殿システィーナ礼拝堂の祭壇に描かれた作品。ミケランジェロが、1人で6年かけて仕上げた大作です。陶板画は1990年当時の状態を再現しています。

陶板名画の庭の『最後の審判』など4点は「1990年国際花と緑の博覧会」に出品されたものです。


④左:ゴッホ作『糸杉と星の道』、右:ルノアール作『テラスにて』

オランダのクレラー・ミュラー美術館にあるゴッホの作品。ゴッホの力強くも独創的な色味と筆遣いが表現されている、有名な絵画です。

ルノアール作の『テラスにて』はアメリカシカゴ美術館蔵。繊細で豊かな色彩で和む作品です。
『テラスにて』などの4点は、この名画の庭のために新しく制作されたものです。



圧倒的なスケールの建築

陶板名画の庭の絵画たちを、より魅力的に引き立てているのが建築。

広いのでゆったり絵画と建築の世界観に浸れます。さらにどこを歩いてもカッコよく、すべてが写真スポットなのでSNS映えします。



まとめ

意外な所に世界の名画と建築を楽しめる庭園。まるで世界の絵画巡りをしているような気分を味わえます。陶板名画の庭がある北山界隈には、広い敷地で美しい植物に癒される京都府立植物園や、雑貨やカフェなどおしゃれなお店がたくさんあります。アート・自然・グルメなど京都巡りを堪能できるおすすめスポットです。


※写真提供:京都府立 陶板名画の庭




京都府立陶板名画の庭

住所 / 〒606-0823 京都市左京区下鴨半木町 (京都府立植物園北山門出口東隣)
電話 / 075-724-2188
開園時間 / 9時〜17時(※入園は16:30まで)
休園日 / 12月28日~1月4日(※施設メンテナンス等で休園する場合あり)
入園料 一般 100円
共通券 一般 250円 高校生 200円
(※共通券とは…植物園と陶板名画の庭の両方に入園できる券です)
公式HP/ http://kyoto-toban-hp.or.jp/



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