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私は京都に移住してきて、9年目になります。 祇園という街に引っ越してきて5年目となる今春に「東山花灯路」に幕が下りるという事を知ってショックを受けました! 東山花灯路は、東京に住んでいた頃から、旅行に来ては観光していた春のイベントで、祇園に住んでからは、コロナで中止になるまでは、毎年欠かさずに旦那さんとライトアップ巡りデート♡をしていたイベントだったので、楽しみにしていたイベントに幕が下りると知った時は、それはそれは悲しかったです。(涙) 今日は、そんな思い出がぎっしりつまった東山花灯路について、ご紹介させていただきます。
清水寺の参道の清水坂をのぼるとそこには、巨大なこけしが参拝客をお出迎えしてくれていました。この大きなこけしは、ARTIST‘S FAIR KYOTO2022の一環で清水寺にお目見えした、こけしの【花子】と言います。こちらは、木崎公隆・山脇弘道からなる現代アートのユニット、Yottaの作品となります。
そして西門下には、ヤノベケンジさんの作品【KOMAINU-Guardian Beasts-】メタリックな狛犬が鎮座していました。
この狛犬は、現在の地球環境の悪化、人類の分断や対立、国際紛争などから世界を守るための守護獣として、ヤノベケンジが京都芸術大学(旧名称 京都造形芸術大学)の学生10名と共に、制作した作品だそうです。
口がちゃんと阿と吽に開いているんですよ!!
京の夜空を照らす、清水寺から放たれる青い一筋の光は、観音さまの慈悲をあらわしているとのこと。とても幻想的な青い光は、古都の街並みを美しく照らしていました。
「平成の大修理」2008年から続いた修理は工期約12年、総工費約40億円。1200年以上続く清水寺の歴史上、初の一大プロジェクトで完成された。伝統建築のため、きっとたくさんの職人さんたちの手で守り続けられて、文字通り、縁の下の力持ちとなってこの舞台を支え続けているのだと思うと感慨深いものだ。
東山花灯路の良いところは、昼間とはまた違った夜にはんなりとした灯りの演出が白壁や石畳、門前町の点灯に彩りを添えてくれるところ。
日本情緒豊かな陰影のある露地行灯の優しい灯りと豪華絢爛な生け花で華やぎのある路を演出されています。
春の「京都・東山」を幻想的な灯りと花で彩られ、思わず歩きたくなる東山花灯路。清水寺から青連院までの散策路を着物姿で観光するのはいかがでしょうか?きっと素敵な思い出の1ページとなることでしょう。
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