タビノネ×七條甘春堂が生んだ、コーヒーゼリーの花ようかん

-京都の素敵な商品を、デザインの視点からご紹介するKYOTO LETTERのコラム-
忙しい日常の中で、ほっと一息つきたいお茶の時間。淹れたての珈琲と、それによく合う美味しいスイーツがあると嬉しいですよね。今回は、そんな日常の一コマに彩りを添える「コーヒーゼリーの花ようかん」をご紹介します。

手掛けるのは、KYOTO LETTERでもインタビューさせていただいた新進気鋭の珈琲店「タビノネ」と、京都の老舗和菓子店「七條甘春堂」。一見交わりそうにないふたつのお店が、それぞれの知恵を出し合い、試行錯誤を重ねた結果、互いの魅力を存分に引き出しあった斬新なお菓子が誕生しました。

誕生までの物語

きっかけは、タビノネの人気メニューであるコーヒーゼリーパフェ。お客さんから「家でも食べたい」「通販してほしい」という声が多くあったそうですが、実現は難しいものでした。そんな中、京都の老舗和菓子店・七條甘春堂の美味しく美しい羊羹を見たタビノネ店主の北辺さんが、羊羹でパフェを再現できないかと直談判。想いが届いて、このコラボ商品が誕生しました。伝統を守りながら新しいものを受け入れ発展していく。京都の街に流れる概念をも感じる一品です。

見て美しい、食べて美味しい「コーヒーゼリーの花ようかん」

一本あたりの大きさは横12cm×縦4,5cm。2、3人で食べるのも、1人ですこしずつ切り分けて食べるのに丁度良いサイズです。賞味期限は製造日より約1ヶ月と日持ちも長いので、贈り物にもぴったり。オリジナルパッケージデザインは、京都在住のイラストレーターyumi taniguchiさん。花に囲まれて、優雅に羊羹を食べる男性のイラストは、この羊羹を食べる贅沢なお茶の時間を想像させます。

層が美しく分かれているのは、七條甘春堂の匠の技によるもの。上層は、スッキリとした味わいのミントゼリーと熟成ラズベリー。中層はミルク羹と羊羹。そして、風味豊かなコーヒーゼリーの三層になっています。使用する珈琲豆は、甘い香りと豊なコクが特徴のエチオピア・イルガチェフェ・ナチュラル。新鮮なうちにドリップし、旨味をゼリーに閉じ込めました。ラズベリーのプチプチした食感が楽しい、新感覚の和菓子に仕上がっています。

珈琲やお茶はもちろん、赤ワインにも相性が良いとのこと。昼間のおやつとしてだけでなく、夕食後、ゆっくり寛ぐ夜のお供にもぴったりです。「珈琲×羊羹」「新進気鋭の珈琲店×老舗和菓子店」、異色コラボから生まれた贅沢な花ようかんを、是非味わってみてくださいね。



コーヒーゼリーの花ようかん
https://webshop.tabinone.net/?pid=150775048




writer:さと
photographer:徳田音夢

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