KYOTO LETTER 編集部
長く愛される作品を愛でさせてくれる場所。 そしてあなたを落ち着いた大人にも、子ども心を忘れないキラキラとしたお客さんにもしてくれる、今と昔が融合しているお店「喫茶ソワレ」は京都が誇る「大人の隠れ家スポット」です。
あなたは京都の名店である「喫茶ソワレ」をご存知でしょうか?ウェブやSNSで京都について調べていると、必ずと言っていいほどヒットするのがこのお店。
歴史のあるレトロな空間で、秘密基地のようなひっそりとした佇まい。戦後まもない創業から変わらない、優しい炭酸を使用したソーダや季節のドリンクを楽しめるお店です。
今回はKYOTO LETTER編集部が、桜の季節の喫茶ソワレにお邪魔しました!
喫茶ソワレは京都の繁華街、四条河原町からアクセス抜群の立地にあります。河原町の賑やかな通り。高瀬川のほとりにあるお店の看板をくぐれば雰囲気は一転。
落ち着いた秘密基地のようなレトロな喫茶店、それが「喫茶ソワレ」さんです。
本日この日は桜が満開の季節でした。KYOTO LETTER編集部は京都の桜の季節を満喫するべく春限定のデザートとドリンクをオーダーしました。季節のフロートより「さくらフロート」と「いちごモンブラン」です。
メニューにはさくらのソーダの上に「桜餅風味のアイス」を浮かべたドリンクだと書かれていました。
桜風味ではなく、桜餅風味。
どういうことだろう?と思って食べてみると、なるほど桜の葉っぱも感じさせる塩味を感じました。フロートにかかっている緑色のソースのようなものが、この風味を引き立てているのかなと思いました。
さくらドリンクやさくらスイーツ好きにはたまらない美味しさです。
甘いだけではなく、上品に葉っぱの存在もちらつかせる。京都の喫茶店ならではのこだわりかもしれません。
喫茶ソワレさんは100年変わらぬ製法の優しい炭酸を使用したドリンクが自慢のお店。喫茶ソワレさんこだわりの優しい炭酸は、すぐに炭酸が抜けてしまいやすい特徴があるそうです。お早くおいしいうちにお召し上がりくださいといった注意書きも目にしました。
SNSなどで特に有名なのは、カラフルなゼリーを使った炭酸ドリンクではないでしょうか。約50年前からあるゼリーポンチやゼリーフロート。炭酸とゼリーのキラキラとした透明度。
実際に喫茶ソワレさんの店内でいただく炭酸ドリンクはきらめいていてとても美しいです。お早めに、けれどもドリンクのルックスにもぜひ注目して楽しんでいただけたらと思います!
近隣や常連のあなたはぜひシーズンごとに入れ替わる「季節のフロート」もぜひお楽しみくださいね。
さくらフロートと合わせていただいたのは、同じくピンク色のケーキ「いちごモンブラン」です。かなりもったりとした、重みのあるモンブランクリームをたくさんまとったケーキ。
「いちごモンブラン」の中には、いちごのソースがたっぷりと隠れていました。トロリと溶け出してくるいちごソース。嬉しく、かわいいサプライズでした。
喫茶ソワレさんの隠れ名物は、東郷青児さんの作品でしょうか。店内には東郷青児さんの絵が贅沢に、たくさん飾られていました。
なんと美しいことに、喫茶ソワレさんの店内が暗くて落ち着いた雰囲気にとてもマッチしているのです。
洋画家・東郷青児さんの作品には落ち着いた色使いで、シックで見事に奥行きを感じさせるフォルムで描かれた作品が多い印象です。
その東郷青児さんの作風が、「大人の隠れ家スポット」をより素敵に演出してくれます。
京都の「大人の隠れ家スポット」である喫茶ソワレさん。透明度のある炭酸ドリンクに、東郷青児さんの作品と目を奪うポイントがたくさんあるお店です。
さらに暗めで落ち着いた、レトロな店内。東京や首都圏の純喫茶とはまた一味違った、遊び心のあるお店です。
長く愛される作品を愛でさせてくれる場所。そして、あなたを落ち着いた大人にも、子ども心を忘れないキラキラとしたお客さんにもしてくれる、今と昔が融合しているお店。
それが「喫茶ソワレ」さんです。喫茶店の楽しみは、お茶やお菓子をいただくだけではとてももったいない。そう感じさせる、京都が誇る「大人の隠れ家スポット」です。
喫茶ソワレ
住所 京都府京都市下京区西木屋町通四条上る真町95営業時間 平日:13時〜19時(ラストオーダー18時) 土日祝:13時〜19時半(ラストオーダー18時半)定休日 月曜日
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