チェジュ島の郷土料理が味わえる韓国食堂「하하하(ハハハ)」



京都韓国っぽ

京都で増えつつある韓国料理屋さんや韓国カフェ。そんな『韓国っぽ』を感じられるお店をご紹介します。今回はチェジュ島の郷土料理が味わえる韓国料理屋さん「하하하(ハハハ)」をご紹介します。



하하하(ハハハ)

ハングルの看板が目印の「하하하(ハハハ)」は、「ピニョ食堂」などの韓国料理屋さんを多数手がける全敞一(ゼンショウイチ)さんのお店です。「하하하(ハハハ)」とは、日本語の「ははは」と同じように笑い声を意味します。

定食をアテにお酒も楽しめる気軽な食堂を目指し、2021年10月16日にオープンされました。

木の温かみを感じる町屋の店内は、韓国の田舎らしさが感じられるモザイクタイルのカウンターと1階と2階にはテーブル席もあります。その雰囲気は、まさに韓国の日常に溶け込む食堂そのものです。



看板メニューは、チェジュ島の郷土料理!

韓国料理といえば辛い料理を思い浮かべるかと思いますが、辛い料理だけではありません。ここ「하하하(ハハハ)」では皆さんがよく知る辛い韓国料理ではなく、辛くないチェジュ島の郷土料理を中心に提供されています。

看板メニューは、「モンクッ」などのチェジュ島郷土料理であるスープ定食です。こちらの定食を頼むとおかず3品がついてきて、料理にたくさんのおかずがつくサービスは韓国ならではだと感じます。

このサービスは少しずつ色んなものを食べたい女子にも嬉しく、そのおかずをアテにお酒を楽しむのにも最適です。



看板メニューの「モンクッ」って?

「モンクッ」は、冠婚葬祭には欠かせないチェジュ島の郷土料理で、韓国語でモンは海藻のホンダワラを意味するチェジュ島の方言、クッは韓国語でスープという意味です。

ホンダワラ、豚肉、そば粉を使い、豚肉を茹でた後その茹で汁まで味わうため、ホンダワラと豚の内臓を一緒に煮込んだことがはじまりだとされています。

私も「하하하(ハハハ)」に来て初めてこの料理を知りましたが、海藻の香りやそば粉のとろみがあり、あっさりしていながらコクのあるスープで、飲み続けたくなる味でした。



チェジュ島ってどんなところ?

それでは、「モンクッ」などの郷土料理があるチェジュ島とは、どんなところなのでしょうか。

チェジュ(済州)島は、韓国最南端に位置し韓国最大の島で「韓国のハワイ」ともいわれるリゾート地です。

チェジュの火山島と溶岩洞窟は世界遺産にも登録されています。韓国ドラマのロケ地としてもよく使用され、美しいビーチや広大な山々の豊かな自然に恵まれ、海も山も楽しめます。

チェジュ島のグルメは、太刀魚を代表とした海鮮はもちろん、黒豚やみかんなどの山の幸も豊富です。「モンクッ」に使用される海藻のホンダワラも特産品のひとつです。

日本からも約2~3時間で行くことができるので、日本から一番近いリゾート地としても人気があります。



それぞれの魅力が光る系列店

「하하하(ハハハ)」のオーナーの全敞一(ゼンショウイチ)さんは、京都市内に韓国料理屋さん(ピニョ食堂、ナグネコプテキ、チャグルチャグル、ミリネヤンコプチャン)の4店舗とレコードカフェバーのグッドモーニングレコードバーも手がけています。

どの店も「韓国」が共通点ですが、各店舗によって外観や内装、メニューも異なります。

全さんが手がけた1号店のピニョ食堂は韓国スープ定食、ナグネコプテキは韓国式のドラム缶焼肉、チャグルチャグルは韓国の鍋料理、ミリネヤンコプチャンは釜山スタイルのホルモン焼肉、グッドモーニングレコードバーは韓国で流行してるというレコードカフェバーといった、それぞれ韓国の違った面を感じられるお店です。



まとめ

「하하하(ハハハ)」で初めて知った料理を通して韓国の奥深さを感じ、地域による郷土料理や知らない韓国料理をもっと知りたいと思いました。

韓国っぽではなく本場韓国の日常を味わえるので、ランチや飲みに寄ったりと、自分にあった楽しみ方で利用してみてくださいね!






■하하하(ハハハ)
住所 〒600-8033 京都市下京区恵美須之町516-1
営業時間  11:30〜22:00(close 木曜日、第3水曜日)
アクセス 阪急「河原町駅」より徒歩5分


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