ほっとするような陶芸と食が体験できる場所 nest

陶芸家

仲上雅子さん

■仲上雅子
1978年京都に生まれ育ち,小学生で陶芸家を志す。京都市立銅駝美術工芸高等学校 陶芸科で基礎を学ぶ。陶芸の文化が盛んなイギリスに興味を持ちはじめる。京都造形大学通信学部の陶芸科のアシスタントを経てイギリスへ。ロンドンにて自身の陶器ブランド を立ち上る。現地アーティスト集団が活動するChocolate Factry studioに所属。野外作品を主に手がける陶芸作家Lucy Smithさんの工房で制作活動。ロンドンで屈指の日本食レストランzuma、rokaレストランから依頼を受け、制作。イーストロンドン在住のアーティストのみが参加できるイベントLondon hidden artなどにも出展。白血病基金のチャリティーイベントのための器制作。4年半のイギリスでの制作生活、スペイン滞在を経て帰国。京都美山や大原野にて制作活動開始。 2010年、大原野に開窯、陶芸教室nestを始める。

作品や活動について

ギャラリー、陶芸教室、自身の器を使った食を体験する”nest”を運営しています。 陶芸体験後にお食事ができるランチ付き、ディナー付き陶芸体験教室やこれまでの経験を生かし、陶器、磁器、アイテムのジャンルを超えた陶芸制作。 企業とのコラボ商品、レストランや個人のオーダーの制作もしております。 テーマの一つとして陶磁器で照明やうつわの制作を通し癒し、安らぎのある空間の作り。

 

作品・活動に対するこだわりについて

制作もお料理もかたちにはまりすぎずでもどこかほっとするような懐かしさを大事にしています。 西山で採取した土で制作したり、薪ストーブの灰でつくった釉薬を自家製のお野菜やジビエ、ご縁のある食材を使わさせていただいくことでその土地や人と繋がれたらと思います。

記憶に残っている出来事について

最近では10年以上前から制作yuragiシリーズの器をイギリスの5つ星のホテルと南フランスに新しく開いたホテルに作品を納品させていただいたことかなぁ。 作り続けながら色々試行錯誤しているものを目にとめていただけてとても嬉しくやりがいがあるお仕事の一つでした。

創作する上で大切にしていること

作陶にしてもお料理にしても素材感を大事にしています。 それぞれの素材の良いところ、魅力を引き出せるようなものづくりができたらと思っています。

これから挑戦したいこと

照明制作を今まで以上に力を入れたいと思っています。また土以外の素材を取り入れた作品づくりもしたいと思っています。

読者の方に伝えたいことやメッセージなどがありましたらご記入ください。

京都市内でありながらも田園風景広が残る自然溢れる大原野でランチや陶芸をのんびりと楽しんで頂けたら嬉しいです。

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