HPを見るとメニューは雰囲気だけ。インスタグラムには料理写真とともにフランス語…。レストラン並みのワインやシャンパンもあり、大人だけが許される空間のよう。
オーナーシェフの山田さんはフランス・東京で修行を積み、2011年にBistro銀をオープン。
古民家を改装したお洒落な空間、地元食材にこだわったメニュー、ワインの知識…とここまではどこにでもありそうなビストロですが、山田さんは語ります。もっと自分の食べるものに興味を持ってほしいと。特に30代以下の若い世代に警鐘を鳴らしています。
例えば最近「遺伝子組み換えでない」の表示がある食品を見かけなくなったのは、遺伝子組み換え食品でも健康被害が出ないという理由から、その表記は任意になったからだそうです。ただし海外では規制が厳しいので、輸出するものには記載する必要があります。知らないのは日本人だけなのです。あなたが選んだ安い豆腐は、遺伝子が組み換えられた安い大豆で作られているのかもしれない。それを自分が食べていたり、子どもに食べさせているかもしれない。値段で判断するのではなく、中身を見て選ぶことが大事だと言います。
野菜は減農薬のものを地元農家さんから直接購入。産業動物よりジビエを使用することが多いのは、人の命を延命させるために失われる命を減らしたい、捨てられてしまうものをできるだけ無駄にしたくないという思いがあります。
食に対して真剣に向き合う山田さんの店には幅広い年代の方、カップル、ファミリーが訪れます。
小さなお子様もできるだけ大人と同じメニューを食べることによって、生まれる会話や幸せを感じてほしいと願っています。
■「Bistro銀」住所:京都市左京区北白川小倉町4電話番号:075-202-4957営業時間:ランチ11時30分~14時30分、ディナー17時30分~22時00分(LO21時30分) 火曜定休公式HP:https://bistrogin-kyoto.com
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