京都・滋賀を中心に全国の日本酒を扱うだけでなく、「氷が張る温度」と「冷蔵」と「低温(20度前後)」と「地下」の貯蔵庫を完備しており、お酒を様々な温度帯で熟成させて提供している面白い酒屋さんです。蔵元からの信頼も厚く、店主の西村さんの的確かつ深い知識と柔らかい物腰も魅力の1つです。
酒蔵さんとのパイプが強いにしむら酒店さんには、別誂えの京都の日本酒があります。
北川本家(伏見)の「富翁」のひげ文字ラベルはにしむら酒店さんでしか買えないのだそう。絞った瞬間に詰め、大量に仕入れるために大きな貯蔵庫が必要になったといいます。
日本酒には新鮮さを大切にするタイプもありますが、ワインと同じように数年熟成させた方が美味しいものもあると言います。
山廃や生酛酵母を使用した江戸時代から続く作り方のものは、開栓して1か月後の方が美味しいもの、2~3か月後にようやく開花するお酒もあり、非常に奥深さを感じられます。
他にも京都の地酒ですと、増田德兵衞商店(伏見)の「月の桂」、招德酒造(伏見)「京の辛口」、木下酒造(久美浜)の「玉川」、白杉酒造(京丹後)の「白木久」、東和酒造(福知山)の「六歓」、齊藤酒造(伏見)の「英勲」、藤岡酒造(伏見)の「蒼空」、松井酒造(左京区)の「神蔵」もあります。
特に「蒼空」は、京都でも3軒の酒屋しか取引がなく、他府県ではなおさら手に入りにくい日本酒です。
試飲も可能で、常時20種類ほど開いているそうなので、気になる方はぜひ足を運んでみてくださいね。
■「にしむら酒店」住所:京都市左京区北白川久保田町3電話番号:075-781-3049営業時間:9時00分~19時30分(日曜定休、第3水曜又は第2水曜休み)公式HP:https://nishimura-saketen.com
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