Lisa.kyoto
京都の老舗菓子店 『鶴屋吉信』が、新商品「茶茶音(ちゃちゃね)」を今春発売しました。京和菓子職人と茶師による本気のお茶の和菓子。色々な場面で一層香しく愉しみを奏でてくれそうな新商品「茶茶音(ちゃちゃね)」をご紹介します。
享和3年(1803年)創業。伝統ある京菓子文化を広く後世に伝える老舗でありながら、近年は伝統にとらわれない新しいお菓子も多数作り出しています。
「茶茶音(ちゃちゃね)」は800年のお茶づくりの歴史を持つ京都府内産・宇治の抹茶・ほうじ茶をたっぷりと使用し、まろやかな白あんをつつんで焼き上げた香ばしくかぐわしい焼き菓子です。
茶茶音のコンセプトは、「京都・宇治 800年のお茶と和菓子のかぐわしいハーモニー 熟練の茶師と京菓匠の技で生まれた こだわりの新菓子」。
京都発の日本茶文化、日本伝統の緑茶の魅力を知ってほしい。それによって輝く和菓子の美味しさを体験してほしい。そんな想いから「茶茶音」は誕生しました。
お茶の深い味わいを表現するには、4つの要素 「うまみ、渋み、苦み、色あい」が必要と言われています。また、高級とされるお茶の要素は「緑濃く、うまみ強く、てまひまをかけたもの」。
しかし、それが当てはまるのは”飲むお茶”であり、お茶を使用して作られた和菓子である「茶茶音」は、言うなれば”食べるお茶”。
そのため、今回は、京都・宇治にある老舗茶問屋出身の茶師である中村淸孝氏に協力していただき、「茶茶音」の素材にふさわしいお茶を茶葉の選別から行い、それらをブレンドして完成されたそうです!
栄養たっぷりの土づくりからこだわり、きめ細かく、香り高く仕立てられたお抹茶を練り込んで焼きあげた生地。ぎっしり詰まった白あん。大きめの粒の丹波大納言小豆。口元に運ぶと、濃い抹茶の香ばしさが広がります。食べた時の白あんとのバランスが絶妙で、最後まで香りと味のハーモニーを奏でてくれます。
さまざまな茶葉を混ぜ合わせ、200℃前後の熱をくわえて“焙じる” ほうじ茶。強い香りを立たせたほうじ茶を厳選し、練り込んだ生地。こちらもぎっしりと詰まった白あん。そしてくるみの実。一口目は軽くお茶の香りが広がり、食べるごとに少しずつ味の深みを感じました。くるみを一緒にいただくことで香ばしさが加わり、上質な香りと食感、味わいを楽しめます。
お菓子は見た目で愉しむのも1つの趣です。どんな器に入れてお菓子を食べるか…そんなことを考えると食べる前から気持ちが高ぶります。丸く可愛らしいシルエットで上品な味わいの茶茶音には、すっきりシンプルな器を合わせてみました。いかがでしょうか?
ペアリングとは、お互いを引き立たせるように、飲み物と食べ物を掛け合わせることを言います。お茶・珈琲・牛乳・炭酸といくつか試してみましたが、今回わたしがおすすめするのは「りんごジュース」
意外にも、りんごのほのかな酸味が、茶茶音のお茶の味と白あんの甘さに上手く合ってくれます。みなさんも是非試してみてください♪
京都に暮らしていると、和菓子がとても身近にあると感じます。
京都西陣にある鶴屋吉信の本店では、四季の移ろいを感じながら贅沢な時間が過ごせます。これから来る夏には、お庭を眺めながら茶寮で氷菓子をいただいたりなんかも、風情があって良いのではないでしょうか。また、目の前で職人さんが和菓子を作っているのを拝見できたりと、味覚だけではなく、五感全てで楽しむことができますよ。
そんな鶴屋吉信から2022年3月に発売となった「茶茶音」。2個入りの小ぶりなセットもあるので、まずは自分用にぜひ試していただきたいです。きっと、ぷっくりした姿に癒され、贅沢な味に心が満たされるでしょう。
鶴屋吉信
住所 - 〒602-8434 京都府京都市上京区今出川通堀川西入るTEL - 075-441-0105営業時間 - 9:00 〜 18:00定休日 - 水曜日※各店舗によって営業時間と定休日が異なります。詳しくは公式ホームページでご確認下さい。公式HP - https://www.tsuruyayoshinobu.jpInstagram - https://www.instagram.com/tsuruya.yoshinobu_wagashiTwitter - https://twitter.com/tsuruya1803
writer:Lisa.kyotohttps://www.instagram.com/lisa.kyoto_kyolife
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