食品の商品撮影を外注するときの準備|そのまま使える依頼チェックリスト

食品の商品撮影を外注するときは、商品一覧、必要な写真・動画、使用媒体、公開日、商品の保存・調理条件を先に共有します。さらに、予備商品の数、盛り付けの担当、パッケージの確定状況、撮影当日の確認者まで決めておくと、見積もりと撮影を進めやすくなります。完成イメージが固まっていなくても依頼は可能です。以下のチェックリストを使い、決まっていることと相談したいことを分けて伝えてください。

KYOTO LETTERは株式会社無色透明が運営しています。本記事では、運営会社が提供する食品・飲料ブランド向けサービス「シズル感Labo」の知見・公開実績を紹介します。

箱に整えて詰めた複数種類の焼き菓子を上から撮影した写真
無色透明の公式記事に掲載された食品撮影の作例。内容物や並びも撮影前の確認対象。 公開元を見る

食品の商品撮影を外注する前に共有する情報

撮影会社には、商品そのものの情報と、写真で伝えたいことの両方を共有します。カット数が未確定なら、使うページや販促物を見せて必要数から相談できます。

準備するもの確認したい内容
商品一覧商品名、種類、サイズ、内容量、外装
用途EC、SNS、広告、営業資料、店頭
必要な見え方全体、断面、中身、調理、手元
進行条件納品日、公開日、予算、確認者
参考資料既存写真、商品説明、ブランド表記

「雰囲気よく」だけでなく、「表面の焼き色を見せたい」「一人分の量を説明したい」のように役割を言葉にします。参考写真を添える場合も、そのまま再現してほしいのか、光や背景だけを参考にしたいのかを区別してください。

撮影依頼は、この4組から:商品と状態(種類・保存・調理・予備)、目的と用途(誰に・何を・どこで伝えるか)、必要な納品物(全体・断面・動画・サイズ)、進行と確認(公開日・予算・承認担当)
図解:撮影依頼は、この4組から。未定の項目は「相談したい」でよい。

商品数と必要カット数は、別々に数える

一つの商品でも、全体・断面・盛り付けで別の準備が必要になります。開封やカットをすると元に戻せないため、必要な見え方ごとに撮影順と予備を相談しましょう。

ソフトクリームのように時間で形が変わる商品は、商品そのものに加え、作る設備や担当者、提供までの時間も条件になります。パッケージ商品なら、外装用と中身用を分けて準備する方法があります。

下の写真は、らぽっぽファームの公開インタビューに掲載された商品写真です。実際の商品形状や盛り付けを確認しながら、何を画面に残すかを決める参考になります。写真の掲載元を見る

らぽっぽファームのおいもソフトクリームに宇治抹茶粉をかけた商品写真
公開インタビュー掲載のスチール写真。形が変わる食品は撮影時の状態を先に相談する。 公開元を見る

冷蔵・冷凍・常温の管理条件を、発送前にそろえる

食品の発送では、到着日だけでなく、保存方法と撮影できる状態になるまでの工程を共有します。解凍・加熱・盛り付けの指示は、メーカー側の取扱条件を基準にしてください。

  • 商品ごとの保存温度・期限・解凍や加熱の手順
  • 撮影までの保管、受け取り可能な日時、荷物の個数
  • 撮り直しに必要な予備と、開封後に使える時間
  • 使用する食器・材料・調理器具の手配担当
  • 撮影後の商品や資材の返送・処分の方法

食品ごとに条件が異なるため、予備の個数や解凍時間を一律の数字で決めないことが大切です。たとえばパイの断面を撮るなら、切り方と完成状態を確認し、全体写真に使う個体と分けるか相談します。

焼き色と表面の艶が見えるらぽっぽファームのポテトアップルパイ
公開インタビュー掲載写真。全体と断面で、必要な商品や撮影順は変わる。 公開元を見る

撮影前・当日・納品時で確認する内容を分ける

すべてを納品後に確認すると、撮り直しが必要な修正を後から見つけることになります。形や盛り付けは撮影時、色や書き出しは納品時というように、確認の機会を分けます。

確認時点先に確認すること
撮影前商品情報、構成、小物、必要カット、担当者
撮影当日商品の向き、ラベル、盛り付け、断面、余白
初稿色味、文字、トリミング、見せる順番
納品サイズ、点数、ファイル名、利用範囲

現場に立ち会えない場合は、どの段階で写真を確認できるかを事前に相談します。意思決定できる担当者を一人決め、複数部署の修正はまとめて伝えると、指示の食い違いを抑えられます。

確認を、4つの段階に分ける:撮影前(情報・構成・小物・必要カット)、撮影当日(向き・盛り付け・断面・余白)、初稿(色・文字・切り取り・順番)、納品(サイズ・点数・利用条件)
図解:確認を、4つの段階に分ける。撮り直しが必要な点ほど早めに。

依頼メールにそのまま使える撮影相談シート

最初の相談では、すべての欄を埋める必要はありません。未定の項目は「相談したい」と書き、撮影会社に提案してほしい範囲を明らかにします。

食品撮影の相談内容

商品名・種類:
撮影の目的:
使用媒体・掲載場所:
必要な写真・動画:
商品発送の可否/保存・調理条件:
希望納品日・公開日:
予算:
参考イメージ・既存素材:
社内確認者:
相談したいこと:

飲料なら、商品パッケージと注いだ状態の両方が必要か、グラスや氷の手配はどちらが担当するかも追記します。下の作例のような手元を含む撮影では、出演する人と動作も準備の対象です。

商品パッケージと一緒に、グラスへコーヒーを注ぐ手元を撮影した作例
シズル感Laboの公開作例。手元・食器・動作も撮影の準備に含める。 公開元を見る

シズル感Laboへの相談で決められること

シズル感Laboでは、食品・飲料の撮影と、SNSや販促への展開を相談できます。完成カットの指定だけでなく、用途から必要な素材を整理する段階でもご相談ください。

KYOTO LETTERの運営会社である無色透明は、自社スタジオを活用した食品撮影を行っています。撮影だけ、写真と動画の同時制作、継続的な素材づくりなど、必要な範囲を確認して進めます。

費用の確認項目は食品撮影の費用の記事、動画の制作範囲は食品動画制作の記事で紹介しています。

YouTube本編やShortsへの活用も予定している場合は、撮影前に必要な構成やカットを共有しましょう。京都のYouTube運用代行・動画制作の支援内容では、撮影から投稿までの役割分担と依頼の流れを紹介しています。

よくある質問

依頼前に迷いやすい点をまとめました。具体的な条件は、商品・掲載先・必要な納品物に合わせてご相談ください。

参考写真がなくても撮影を依頼できますか?

依頼できます。誰に何を伝えたいか、使用媒体、商品が持つ特徴を共有し、表現の提案から相談してください。

商品は何個送ればよいですか?

必要カット、開封・カット・調理の有無、商品の変化しやすさで変わります。撮影計画を確認してから、予備を含めた個数を決めます。

食品を送って、立ち会わずに依頼できますか?

商品送付による撮影は相談できます。保存・調理条件と、構成や仕上がりを確認する方法を事前に合意してください。

撮影後に広告でも使いたくなった場合は?

利用媒体や期間などの条件を確認してください。広告や印刷への展開が想定される場合は、撮影前に伝えると必要なサイズや利用条件を整理できます。

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